弊社発行の「FOREFRONT」は、
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【73号コンテンツ】
今年度は、新型コロナの感染拡大により学校現場はさまざまな対応に追われました。一方、1人1台のICT環境整備や35人学級の実現など、将来の展望が拓ける明るい出来事にも恵まれました。今回は、困難な現在から、未来を信じるための寄稿と実践をお届けします。元筑波大学副学長の谷川彰英先生は、指導主事の先生には、社会科や生活科のオピニオンリーダーとして記憶されている方も多いと思います。退職後は作家に転身、現在、全身の筋力が萎縮していく難病、筋萎縮性側索硬化症(ALS)を抱えながら、活動を続けていらっしゃいます。後半は愛知県教育委員会のイングリッシュ・フォーラムの取り組みです。民間企業と連携し新たなスタイルで生徒の成果発表の場を創出した事例を紹介します。
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夢はつながる・人がつながる 筑波大学名誉教授 谷川彰英
10万人に1人か2人の確率でしかかからないと言われている難病を私は宣告されました。絶望の淵に立たされた私が何を考えどう生きようとしたか。全国の教育者の皆さんを通じて次世代を担う若い皆さんに送るメッセージ......それは「夢はつながる・人がつながる」です。
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コロナ禍でも生徒の成果発表の場を創出 愛知県教育委員会
生徒や先生が一堂に会し、学習の成果を披露する行事は県内の英語教育の成果を広く伝える絶好のチャンスです。愛知県教育委員会が毎年開催している「イングリッシュ・フォーラム」もその一つです。今年度は、新型コロナウイルス感染症の拡大防止の観点から、オンラインを活用して開催しました。例年とは異なる取組の中から見えてきたのは、生徒たちの英語学習にかける熱い思いでした。ALTの活用方法やパフォーマンステストのあり方など、授業改善に活かせるヒントも見出すことができました。