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ALTのちょっといい話 神奈川編 vol. 28

教育2013.09/20

-神奈川県の児童養護施設「心泉学園」でボランティアレッスンを行いました。-

 関東地区で初めての訪問となる「心泉学園」に3人のALTがお伺いしました。湘南の海まで100メートルの小高い場所に建つ園舎は、2年前に建て替えられたばかりということで、とても明るくモダンな造りで、広い中庭では子どもたちが遊んでいて、元気に挨拶をしてくれました。

 レッスンは3つの部屋に分かれて行いました。
 1~3歳グループでは部屋に入ったと同時に、3人の子ども達がすぐに集まって来て、自然にコミュニケーションが始まりました。担当のガブリエラ先生が準備してくれた粘土入りの小さなバケツを子どもたちはめいめいに提げて、部屋の中を自由に歩きながら、ガブリエラ先生の英語の問い掛けに耳を傾けていました。レッスンの終わりの頃には、「happy」、「open」の単語が子ども達の口をついて出るようになり、ガブリエル先生も「幼い子ども達が、外国語をとても自然に受け入れるということを危うく忘れるところでした」と子ども達の頭の柔らかさにびっくりしていました。また普段は人見知りをするというお子さんが、積極的にガブリエル先生と粘土で遊んでいる様子を見て職員の方が驚かれていました。

 続いてのグループは、幼稚園の年中から小学校2年生の10人です。すべて英語で話すアンドリュー先生の説明を、時折職員の方の助けも借りながら子ども達は一生懸命に聞いていました。チーム対抗伝言ゲームでは子ども達同士で協力し合って真剣な表情で取り組み、ゲーム終了後には勝ったチームも負けたチームもみな笑顔でした。アンドリュー先生が言うように、子ども達はとても明るくフレンドリーで楽しいレッスンとなりました。

 最後に小学校3年生から6年生の10人のグループの担当はデニス先生で、視聴用の映像や音楽を入れたPCと、絵本をたくさん準備してきてくれました。最初は、ぎこちないスタートでしたが、知っている歌やダンスでは、子ども達の声がどんどん大きくなっていきました。特に女の子達はリアクションも早く元気いっぱいで、男の子達は押され気味でしたが、後半は女の子に負けじと、男の子達も女の子を上回る声の大きさで、積極的にレッスンに参加してくれました。デニス先生は、ボランティア活動にもとても熱心で、次の機会にも参加したいとコメントを寄せてくれました。

 のびのびとした環境の中で、エネルギーに満ちた子ども達の笑顔にたくさんの元気をもらってALTと一緒に帰途につきました。
 最後に、レッスン訪問の機会をくださった「心泉学園」の職員の皆さまに感謝申しあげます。

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